税金ネットは、所得税に関する情報を提供して、
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所得税とは、わたしたちの所得に対してかけられる税金です。よって、所得税は、基本的には、収入がある人全員が支払わなくてはなりません。
※所得とは・・・何らかのかたちで得た収入から経費などを差し引いた利益。例としては会社で得る給料や商売による利益などをさします。
所得税は、所得全額に対してかかるわけではなく、所得の額から、所得控除（基礎控除・扶養控除・配偶者控除など）を差し引いた額に対してかけられることになっています。
所得税の徴収には例外もあり、社会政策上の理由などから免除されることもあります。その例としては、雇用保険の失業給付や遺族の受ける年金などが挙げられます。
所得税の額は、所得の額によって当然変わってきます。
所得が月２０万円の人が５０％の所得税を取られたら生活していけませんが、所得が月２０００万円の人なら５０％とられても大丈夫ですよね？
しかし、所得税の額は、単純に所得の額に正比例しているというわけではありません。
所得税の徴収の際は、まずは、各人の家族構成や年齢といったような条件に対する配慮がなされます。そのため、所得の金額が一定額以下の人には、所得税はかかりません。
所得税の税率は、所得が多くなるほど、多くなった部分の税率が高く設定されています。すなわち、所得が多く税金を支払う能力が高い人ほど、高額な所得税を負担することになっているのです。こういったシステムは「累進課税」と呼ばれています。
累進課税をとりいれることによって、所得が少ない人は少ない税金で厚い社会保障を受けられることになり、所得の再分配を行う効果があります。